「失敗した…もう終わりだ。」
そう思ったことはありませんか?
実は、KFCの創業者カーネル・サンダースも、人生の大半を失敗と挫折で過ごしました。
事業を起こしては潰れ、職を転々とし、60歳を過ぎたときには無一文に。
普通なら諦めてもおかしくない状況です。
しかし彼は、そこから再び立ち上がり、フライドチキンの秘伝レシピを武器に挑戦を続けました。
なんと1000回以上も営業で断られ続けながら、それでも粘り抜いた結果、世界的ブランドKFCを築いたのです。
彼の物語は「失敗を笑い飛ばし、挑戦を続けること」の大切さを私たちに教えてくれます。
第1章|60歳を過ぎてからの挑戦 ― 普通なら諦める年齢
カーネル・サンダースは若い頃から波乱万丈でした。
鉄道会社に入社するも喧嘩が原因で解雇され、保険のセールスマンは成績が上がらずクビ、ガソリンスタンド経営も事故や経済不況でうまくいかず…。
何をやっても長続きしませんでした。
ようやく自宅の一角で小さな食堂を開いたものの、戦争や道路事情の変化によって客足が途絶え、資金も底をつきます。
そして60歳を迎えた頃には、貯金もなく、わずかな年金しか収入がない状態でした。
「普通なら人生を諦める年齢」から、彼はもう一度立ち上がります。
それが、彼の唯一の強みである“フライドチキンのレシピ”でした。
長年改良を重ねてきた秘伝のスパイスと調理法を武器に、「これなら勝負できる」と信じたのです。
筆者のひとこと
私も「もう遅いんじゃないか」と感じた時期がありました。でも、サンダースのように「今ある強みを武器にする」と考え直したら、行動する勇気が湧きました。
第2章|1009回の断られた営業 ― 常識を超えた粘り強さ
カーネルは、レストランに「このレシピを使ってくれませんか?」とフランチャイズ提案を始めます。
報酬はチキン1個売れるごとに数セントという、いわば“歩合制”の営業。
お金も地位もない彼にできるのは「歩き回ってお願いする」ことだけでした。
ところが現実は厳しく、最初の数百件は全て断られます。
理由は様々で、「そんなに売れるとは思えない」「自分の店の味にこだわりたい」「年寄りの話なんて聞いていられない」…。
それでも彼は引き下がりませんでした。車で寝泊まりしながら全米を回り、ひたすらレシピを売り込む毎日。
やがて1009回目にして、ようやく賛同してくれるレストランが現れたのです。ここからKFCのフランチャイズ展開が始まりました。
筆者のひとこと
私は営業で断られると落ち込むことがあります。でも「1009回断られても、1010回目にチャンスがある」と思えば、気持ちがだいぶ楽になります。失敗の数は挑戦の証ですね。
第3章|KFCという世界的ブランドへ ― 信念が形になった瞬間
1009回の断られた営業の末、ようやく1店舗目がカーネルのレシピを採用しました。
その後は口コミで広がり、少しずつ「このチキンは美味しい」と評判が立ち、フランチャイズの話が次々と舞い込みます。
サンダースは各地を回りながら契約を増やし、1960年代には全米を席巻。
やがてKFCは世界展開し、150カ国以上で愛されるブランドへと成長しました。
彼が70歳を超えた頃には、フライドチキンは「アメリカを代表するソウルフード」と呼ばれるほどの存在になっていたのです。
つまり、“年齢も、失敗の数も、諦めなければ関係ない”。
一人の老人のしつこさが、世界的な食文化を作り出しました。
筆者のひとこと
私もイベントやビジネスをやっていて「これは無理かな…」と思ったことがあります。けれど、信念を持って続けたときに、予想外の広がりが起こる。カーネルの話は、それを証明してくれています。
第4章|失敗が資産になる理由 ― ナナハチ精神そのもの
カーネルの人生は、若い頃の失敗の積み重ねでした。
ガソリンスタンドも失敗、保険営業も失敗、レストランも一度は失敗…。
でもそれらの経験があったからこそ、「最後に残った武器=フライドチキン」を磨き続けられたのです。
失敗を繰り返したからこそ、自分の強みが見えた。
断られ続けたからこそ、誰よりも営業に粘り強くなれた。
遅咲きだったからこそ、世界中に勇気を与えられる物語になった。
要するに、失敗はマイナスではなく「未来への投資」だったわけです。
筆者のひとこと
私自身も、事業で赤字を出したり、集客に失敗したりしてきました。でも振り返ると、それがネタになり、今は人に伝えられる財産になっています。「失敗はストーリー化できる資産」だと、強く感じます。
まとめ|失敗はストーリーに変わる
カーネル・サンダースの人生は、失敗の連続でした。
仕事を転々としてはクビになり、事業を起こしては潰れ、60歳を過ぎても貯金はほとんどゼロ。
普通なら「もう無理だ」と諦めてしまうところから、彼は再び挑戦を始めました。
1009回断られても挑戦をやめず、最後にたどり着いたのが「秘伝のフライドチキン」。
その粘り強さが世界150カ国以上に広がるKFCというブランドを生み出しました。
この物語が教えてくれるのは、失敗は終わりではなく、未来につながる投資であるということです。
むしろ、失敗の数が多いほど、後に語れるストーリーは大きくなる。
私たちの失敗も、今は苦しいかもしれませんが、将来きっと誰かを勇気づける物語に変わるはずです。
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
みなさまの失敗エピソードもどしどしお待ちしております!
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